介護の仕事は、高齢社会であるこんにち大変注目されている仕事の一つです。介護福祉士という資格も存在し、たくさんの人が介護について勉強しているのです。社会的に必要とされている介護福祉士ですが、介護施設では人手不足が何年も続いています。とくに若い世代の介護福祉士が少ないという現状にあります。せっかく介護施設で働きだしたとしても、理想と現実のギャップについていけずにすぐ辞めてしまう人も多いのです。それだけ介護の仕事は簡単なものではないのです。

介護の仕事は、施設で働くものばかりではありません。一般家庭にお邪魔して、介護が必要な方のお世話をしたりもしているのです。また、家庭で介護している家族の方の心のケアも立派な仕事と言えます。家庭での介護は施設での介護と変わらないくらい大変です。身内の世話といっても、うまくいかないことも多いからです。介護している側が考えすぎて、うつ病になってしまうケースもあるのです。自殺してしまうということも少なくありません。家庭で介護をしている人は、一人で悩まずにプロの介護福祉士やホームヘルパーに相談するのが良いでしょう。いくら自分の親の世話だといっても、初めての介護なのですから、分からないことがあって当然なのです。

寝たきり患者の介護はとくに大変です。トイレやお風呂、着替えなどもベッドの上で行わなければいけません。そして寝たきり患者の介護において最も重要なのが褥瘡、床ずれです。寝たきりでベッドの上から動かないでいると、背中やお尻などに炎症ができてしまいます。これを褥瘡というのです。介護の仕事はこういった病気にも注意しながら行わなければいけないのです。

介護の仕事には、いま歩ける人が寝たきりにならないための生活も求められています。寝たきり患者を増やさないために、無理なくできる運動をすすめているのです。介護の仕事とは、目の前の患者を介護することだけでなく、幅広い視野を持ってより良い社会をつくっていくように努めることなのです。